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フォアハンドストロークの打ち方②

前回に引き続き、フォアハンドストロークの練習をしていきましょう。
今回はボールを打つ瞬間のインパクトについての解説です。

前回のテイクバックに関する解説を見ていない方は、こちらも確認してみてください。

フォアハンドのインパクトのコツ

インパクトの瞬間は、ボールの威力やコースを最終的に決めるとても大切な瞬間ですが、ボールや面の動きに意識を向けすぎないことも大切です。
テイクバックやフォロースルーの形を意識したときに自然につなぐような形でインパクトできるのが理想です。

インパクトのタイミングのコツを3点挙げてみます。

身体の軸をぶらさず、横振りのイメージを持つ

テイクバックの際につくった軸をずらすことなく、コマの中心のようにその場に固定してください。
そしてその軸を中心に回転するようなイメージで、ラケットを自然に横振りするようにします。

スピンをかけるためのイメージとして、よく下から上へ振り上げる、というものを説明されることも多いかと思います。
ですが、下から上へ振り上げる感覚が強いとテイクバックの際にせっかくつくった軸がぶれてしまい、安定しない球を打ちがちになってしまいます。
軸を意識してコマのように回ることを意識してください。

遠くを通して振り抜く

インパクトの瞬間にリラックスして打つ事ができると、遠心力で自然とラケットは遠くを通るようになるでしょう。
この感覚を生かし、できるだけ身体から遠くでインパクトできるよう、大きめの円を描きましょう。

こうすることで遠心力を活用できるので、力まずに力強いショットを打つ事ができます。

打点を身体の前方にする

打点を前にすると、横振りに近くとも自然とスピンのかかる球が打てるようになります。
また、前方にしながらインパクトの瞬間までしっかりボールを見つめることで、身体が開いたりといったことも防ぐことができます。

身体を閉じた状態で打つと腰のひねりの力が加わるので、ボールに重みが出るようになります。

インパクトをしても、その後のフォロースルーの仕方でショットの質は大きく変わります。
次のフォロースルーもしっかりマスターしましょう。

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