ダブルスでボールを見るタイミング

ダブルスの試合に使えるサーブ＆ボレーの打ち方を学んだところで、基本的なダブルスのポイントを学んで行きましょう。

今回は、よく陥りがちなダブルスでボールを見ておくタイミングの話です。

早速見て行きましょう、

前衛での目線の向け方のコツ

ダブルスでは、パートナーが打っている間は自分はボールに触りません。特に、雁行陣（動画の中のような前後のフォーメーション）
の場合の前衛では、どこを見ているべきなのかどうするべきなのか迷う方が多くなります。
雁行陣は、後衛と前衛に分かれて後ろのプレイヤーがストロークを打ち合い、チャンスがあれば前衛がボレーなどに出て決める、というようなラリーが中心になります。

ボールが自分を過ぎたらボールを見ない

シングルスに慣れていると、無意識のうちに最後の瞬間までボールを目で追ってしまいます。
ストロークではインパクトの瞬間まで目を離さないのが大事という話をしていましたから、そのクセ自体はいいことですね。

ですが、ダブルスの前衛でそれをやると不利になってしまいます。

相手のポジショニングを見て、次に構える

その理由は、自分がボールを見ても見なくても打つのはパートナーなので、それによってショットが変わることはありませんが、ダブルスでは相手の微妙なフォーメーションの変化が大きく、次のショットを自分が打つ事になる可能性は十分にあるためです。

相手の動きに合わせて最適なポジションは変化します。
このとき少しでも早く相手を見ていれば、そのポジションに自分が対応するまでの時間を稼ぐことができます。

したがって、ボールが自分を過ぎたら特に相手の前衛のポジションを見るようにして、適切な位置に移動するようにしてください。

しばらくダブルスの戦術について解説をしていきますので、この機会にダブルスを学んで身近な試合で生かしてくださいね。